地方への引越し

私は幼少時代、東京のど真ん中に住んでいました。 両親はその都会の良さを今でもよく楽しそうに話しています。 小学校に上がると同時に、私は九州へと親の仕事の関係で引越しました。 生まれて初めてする引越しにわくわくしていたのを覚えています。

引っ越した先は東京と違い、のんびりとした海がよく見える街でした。 引っ越したマンションから外を見ながらふと、東京で見たある光景を思い出しました。

それは大きな道路の中央分離帯のスペースで横断歩道を渡り切れず、 次の青まで待っているおばあさんの姿でした。 子供ながらにその光景になんとも言いがたい寂しさを強く感じました。 『ここではそんなことはないんだ』と思うと、とても嬉しくなり 『いいところにきたなぁ!!』とホントに思うことができました。

都会には多くのものがあり、楽しいこと刺激的なことが溢れかえっていると思います。 しかし子供を教育するとなると、そういう風な物の豊かさより、 精神的な豊かさを重視することが大事だと思います。 この引越しを決めた両親に、私は今非常に感謝しています。